稲盛経営の現代的意味を考える研究会とは
早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所は立命館大学稲盛経営哲学研究センターと協力して、稲盛経営哲学の体系化・普遍化・一般化の研究を進めてきましたが、その成果として、稲盛経営が、経営学のすべての分野を網羅し、かつ一体化して機能する経営学の新しい体系であることが明らかになりつつあります。
稲盛経営を未来志向で深化・発展させて多くの企業で実践されるようにするためには、学術的知見を経営者の皆さんに知って活かしていただくこと、実践からフィードバックを研究者の探求に活かすことが不可欠です。このサロンは、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センターのもとに設立して、そのような交流の場を提供します。
研究会の使命・ビジョン・行動規範
使命:稲盛経営の探究と普及・実践で、すべてのステークホルダーにとって、良い経営を実現する。
ビジョン:稲盛経営を成長・発展させるための自由な議論の場となる。
行動規範:人間として何が正しいかを規範とし強い思いをもって稲盛経営を成長・発展させる。
稲盛和夫氏ならばどう考えどう行動するかという原点に常に立ち返り、「人間として何が正しいか」、「利他の心」を規範として、すべての人々にとって役立つことを考えて、研究会を運営します。
研究会に参加するすべての人々を、同志として心と心の結びつきを大切にし、稲盛経営の探究と普及・実践の両立を図ります。
稲盛経営を成長・発展させる強い思いをもって、常に創意工夫し、創造的なサロン運営を行います。
このWEBサイトでは、稲盛経営哲学についての考え方やサロン設立の背景、構成、活動について紹介します。また、会員の申し込みや質問についても対応しています。
このWEBサイトについて
稲盛経営の現代的意味を考える研究会WEBサイト
稲盛経営の現代的意味を考える研究会とは、稲盛経営を自社の経営に活かしたい経営者、経営幹部、企業人と、稲盛経営を学術的に探究する研究者との交流の場です。
このWEBサイトでは、稲盛経営哲学についての考え方や研究会設立の背景、構成、活動について紹介します。また、会員の申し込みや質問についても対応しています。
また、皆さんからの研究会の活度提案やこのWEBサイトに掲載してほしいニュースや資料も受け付けています。
運営組織
「稲盛経営の現代的意味を考える研究会」は、WBSビジネスファイナンス研究センターの研究交流事業として設立されました。
以下のメンバーよりなる運営委員会によって運営されています。

青山 敦
(立命館大学テクノロジー・マネジメント研究科教授、
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「稲盛経営の現代的意味を考える研究会」招聘研究員)
京都市出身。京都大学大学院化学工学専攻を修了後、三菱総合研究所にて、社会の要求と先端技術を結ぶシステムズアプローチの研究に従事。1994年には米国パデュー大学よりPh.D.を授与される。1995年からは英国ロンドン大学インペリアルカレッジにて、大規模かつ複雑なシステムの管理・制御に関する研究を行う。1999年から2005年まで東京工業大学資源化学研究所助教授として、大規模システムの安全管理、生産管理、維持管理に関する研究に携わる。
2005年より立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授として、企業の持続的発展のためのシステム工学、情報学、人工知能のビジネスへの適用を中心に研究を行っている。元化学工学会安全部会長。
また、立命館稲盛経営哲学研究センター長として、稲盛和夫氏の経営哲学を研究してきた。稲盛氏が提唱する「感謝はすべての根源である」という理念に共感し、感謝の心が企業経営において重要であると感じている。従業員が感謝の気持ちを日々感じ、共有することで、強い組織作りや企業文化の改善につながると考えている。現在、稲盛経営哲学を実務に役立てるための活動にも取り組んでいる。

樋原 伸彦
(早稲田大学ビジネススクール准教授、イノベーション・ファイナンス国際研究所所長
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「稲盛経営の現代的意味を考える研究会」研究員)
東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。世界銀行コンサルタント、通商産業省通商産業研究所(現・経済産業省経済産業研究所)客員研究員、米コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所助手、カナダ・サスカチュワン大学ビジネススクール助教授、立命館大学経営学部准教授を経て、2011年から現職。米コロンビア大学大学院でPh.D.(経済学)を取得。 早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所(https://cfi-wbs.com/ )所長。株式会社スケールアウト(https://www.scale-out.co.jp )社外取締役。稲盛フェロー(2008-2009)。専門はイノベーションのためのファイナンス。

山岸 典子
(立命館大学グローバル教養学部教授、
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「稲盛経営の現代的意味を考える研究会」招聘研究員)
認知神経科学者。1995年にPh. D. を取得 (パデュー大学心理科学部認知心理学科)。2016年にMBAを取得(マギル大学デソーテル経営学部MBA. 成績優秀者)。1995-1996年にポストドクトラルリサーチフェローとしてカリフォルニア大学サンディエゴ校(医学部眼科) に勤務し、基礎認知心理学の医療応用に従事。1996-1997年、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校(心理学部)にてポストドクトラルリサーチフェローとして心理物理学的手法に加え脳磁場計測(MEG)などの脳活動計測を開始。1997-2013年、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)で主任研究員として視覚の神経科学(fMRI, MEG)の研究を進め、2013年 – 2019年に (国立研究開発法人)情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet)にて主任研究員として視覚ダイナミクスグループを率いる。2019年より現職。主に視覚注意のメカニズムの解明、心の未病研究、ポジティブ心理学、特に感謝感情の科学的解明研究に精力的に取り組んでいる。
NEWS&EVENTS(お知らせ)
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稲盛経営の現代的意味を考えるサロンWEBサイトを公開しました。